2月5日(金)に台原中学校体育館において、約350名の生徒、保護者の参加を頂き、PTA主催の若田光一宇宙飛行士の講演会が行われました。
前半は国際宇宙ステーションで若田さんが実際に行った作業や、日本実験棟「きぼう」での実験内容をわかりやすく丁寧に説明下さいました。
その「きぼう」に搭載されている船外活動に必要な「子アーム」は日立製作所が開発したものを使用していると聞き、生徒たちは驚いた様子でした。
また、「宇宙ステーションという狭い空間ではコミュニケーションが大事。これは、宇宙でも地球でも変わらない。」と仰っていました。
後半は生徒たちからの質問に答えて下さいました。
「質問が出なかったらどうしよう」との心配をよそに、多くの生徒たちから手が挙がりました。「宇宙人はいるんですか」「ブラックホールはあるんですか」という答えにくい質問にも、若田さんの経験や考えを交え、丁寧に答えてくれました。
特に感動したのが、手を挙げている生徒に若田さん自ら歩み寄り、生徒の前で質問を聞き、答えて下さり、最後には握手までして下さったことです。
そのような若田さんの行動に心から感謝の思いでいっぱいになりました。
若田さんの右腕のワッペンには「夢・探求心・思いやり」と書かれていました。今回の講演で若田さんの常に心がけている思いが生徒たちにも伝わったのではないかと思います。
多忙なスケジュールの中、山の上の小さな中学校においで頂き、生徒たちに考えるヒントをたくさん頂きました。講演後、生徒たちの興奮して話す姿をみて、素晴らしい講演をして頂いたと感じました。若田宇宙飛行士に改めて感謝致します。
最後に、台原中の体育館は耐震工事中でありましたが、講演会の実現に向け、校長先生、教頭先生の必死の働きかけ、そして、それに応えて工期を早めて下さった工務店の皆様に感謝申し上げます。有り難うございました。
情報委員会 佐々木唯行(台原中)